こんなオモロイ人、見たことない。

「なあ、おとうさん。何であんな変わった人と結婚したん?」
上の娘が、夫に聞いてみたんだそうです。

夫いわく「昔は、もっとマトモやったんや。」

(ウヌ!娘よ、なぜそれを私に質問しない!?)

次の日、下の娘が私に聞いてくれた。
「なあ、おかーさん。なんであんな変な人と結婚したん?」

「そりゃ、決まってるやん。こんなオモロイ人と結婚したら、一生飽きなくていいなと思ったんや。」

ほら、予感的中。20数年前の私の見通しは正しかった!

その昔、私は4歳の娘と下の赤ちゃんを夫に預けて買い物に行きました。
帰ってきたら、夫の胸はゴム毬のようにふくれていました。
下の娘は「かっちゃん、かっちゃん」となついており、
上の娘は「こんなおかあさんいやだあー」と泣き叫んでおりました。
夫は、母親を慕って泣く下の娘をあやすのに、本当の?おかあさんになろうとしたのです!
胸にタオルをつめ、シナをつくって甘い声で
「ほら〜、おかーさんよ〜。こっちへおいで〜。」
最初は、泣き止まなかったそうですが、
何度も試みているうちに、つぼにはまったんでしょうか、
急に泣きやんで・・・。
私が帰宅したときにはすっかり倒錯した世界に嵌っておりました。

最近ますますおもしろさに磨きがかかってきました。
これ以上書くと、社会的信用を失いそうなのでやめときますが、
(いったい何をしとるんや!?)
夫の仕事は、世間では硬いほうの部類に入ります。

スーツを着て満員電車に揺られている働き盛りの中年のおじさんも、
家ではどんなアホな、いえ愉快なことしているかわからないと思うと
電車に乗ってもたのしーでしょ?
???