やさしいことはつよいのよ

やさしくね やさしくね
やさしいことはつよいのよ


「ねむの木学園」の宮城まりこさんの言葉。

遥か遠くからひろい涙の海を泳いできたみたいなまりこさんの写真といっしょにこの言葉をみたとき、
涙がでたよ。

きびしくすることは簡単なこと。
相手を責めたり、自分を責めるのもやりがちなこと。
こんなに厳しく指導していますと、
だれかに言い訳したいために、
弱い立場の人に厳しい対応をする人は色んなところにいる。
辛口の批評は、かっこよく見える。
悲しい気持ちやつらいことを人のせいにしたくなることもよくあること。


そんな一切をやさしさに転換し、
やさしい姿勢を貫くことの、なんと難しいことか。
やさしくあるためには雄雄しくなければならない
やさしい気持ちになるためには、客観的に冷静にみつめなければならない。
やさしさを伝えるためには、感じる心を鍛えなければならない。
やさしくあるためには、自分が何度も傷つかねばならない。
傷ついた人の攻撃に耐えなければならない。
耐えている人の苦しさに共感しなければならない。
そんな「ねばならない」の一切を飲み込んで、
ただ
やさしい私でいるよう、
心に決めて生きていくこと。